アルビノ
ほんとの気持ちはどれだろう。
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最近、胸がふくらんできた。
背は伸び切って暫く経つ。
やけに心があちこち逃げ回る。
そんな日々。

窓から鐘の音が聞こえる。
いつもと違う時間なのに。
もうきっと、真夜中なのに。
ああ、そういえばこの時期になると1度、こういう日があった気がする。
外もいつもよりやや騒がしいような。

変化。
私にとって、それはかけがえの無いもの。
だって毎日この狭い部屋でひとりぼっち。淋しいんだもの。
つまらないわ。

人々の声に酔いしれていると、空が薄明るくなってきた。
今日はいい天気だわ。
山あいの隙間から、太陽が昇る。
下の声が一層大きくなる。
今日は特別な日なのかしらね。

ぺいと出された朝食と一緒に、何かの切れ端があった。
たまたま入り込んだのだろうけど、
私にとって貴重な「外」の情報。
痩せて若い女が並んで、笑ってる。
「今年はショートで決まり!」の大きな文字。
ショート・・・短い、髪型。
私は1度も髪をいじった事はなかった。
若い女は髪を短くするものなのかしら。

紙を握り締めながら部屋中をかきまわした。
はさみは引き出しにあった。
紙の上の女たちと同じくらいの長さに切ってみる。
じゃきじゃきと聞き慣れない音と感触。
勢い余って耳たぶを少し切ってしまった。
構わない。

今年はショートで決まり!
はずむようなこの気持ちはきっと、他の若い女と同じ気持ちのはず。
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