アルビノ
ほんとの気持ちはどれだろう。
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かなり久しぶりの短編小説ですね。
ちょっとイマイチかなぁと思っているのですが、一応うp(笑)


早くしないと商談に遅れる。
しかし知らない街でどうにも道が判らない。
俺はフランス語もできない。
その時ふと右手に「案内」と日本語で書かれた看板を見つけた。
胸をなでおろして駆け込んだ。
随分狭くて暗い、乱雑な部屋だ。店とすら思えない。
暗がりの中からのっそりと老婆が現れた。
「あんた、中国人かい?」
日本語で訊いているくせに何を、と言うと
「へぇ。で、何のようかね」
と言った。
道案内に決まっていると答えるとこつこつ笑い、
「そうかい、ここは案内所かい」
と続ける。おかしな奴だ。
「でもその必要はないよ。
 いくら街が変わっても空や風は変わらない。
 音と匂いも残っている」
らちがあかないと外へ飛び出し乱暴に扉を閉めた。
小雨が降り出した。
せめて傘を借りようとあの店の前へ戻ると「傘屋」と日本語で書かれた看板がかかっていた。
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